最近ますます注目の「色掛下」。
掛下とは白無垢や色打掛の下に着る振袖のようなものになります。
本来、掛下は白しかありませんでしたが、今では色柄も選べるようになり打掛との色合わせを楽しめるようになってきました。
今回は美和にある色掛下の中から3着をご紹介したいと思います。
まず
【赤絞りの色掛下】
こちらは総絞りになっており生地を小さくつまんで糸でくくり染め出して作られています。またくくった部分のみ色が染まらず白く残るため、このような絞りの模様となります。
総絞り独特の立体感が特徴です。
白無垢と組み合わせると紅白のコントラストが映えて素敵ですよ
続いて
【七宝柄の色掛下】
同じ大きさの円を四分の一ずつ重ねた文様を「七宝文」といい、この文様を上下左右に規則正しく連鎖させたものを「七宝つなぎ」と呼びます。
円形が連鎖し繋がっているように意味合いにも“円満” “調和” “ご縁” など人と人との和の大切さを表しています。
白地にグレーで七宝文様が入っているので比較的何色にも合わせやすい色の組み合わせとなっています
最後に
【黄緑と白の市松文様の色掛下】
ギンガムチェックのように色違いの正方形を交互に並べた模様です。
柄が途切れず続いていくことから“繁栄”の意味が込められています。
こちらも縁起の良い模様として好まれています。
入れるだけで一気にお洒落に仕上がるのでこちらもおすすめです
同じ白無垢や色打掛でも何色の小物を入れるかによって雰囲気などが大きく変わってきます。
オリジナルのコーディネートを作れるのも和装の魅力の一つですね。