節目の日に
日頃より八雲迎賓館のブログをご覧いただきありがとうございます。
早いもので2020年も7月後半に入りました。
今年は7月初旬から大雨に見舞われ、梅雨明けを心待ちにするようなお天気が続きますね。
そんな中、私事ですが亡き父の命日を7月9日に迎えました。
結婚式場で仕事をしているのに、ブログで命日って・・・と思われるかもしれませんね。
今日は「記念日証明書」のお話をしたくて、いきなりですがこんな始まりになってしまいました（笑）
私の父はとても厳格というか、頑固一徹、「優しい、温厚」という言葉が全く似合わない
人で、小さい頃は父の機嫌をとりながら食べるご飯が何よりも大嫌いでした。
そんな父ですが、孫には「優しいおじいちゃん」でいたかったのか、私たちには見せたことのない笑顔で接し、幼稚園のお迎え、部活の迎えなどを自ら買って出て、甥や姪からは「おじいちゃん、おじいちゃん」と慕われていました。
幼い頃から優しい祖父に連れられてお墓参りに行ったり、一緒に仏壇に御仏飯をして
手を合わせる事が当たり前になっていた甥や姪達にとって、月命日にお手付きのお寺の住職さんにあわせて読経することに何ら抵抗はなく、父の命日は、いつしか我が家では、「おじいちゃんの日」と言われ、今では、7月9日には弟達家族も集まり、父のことを思い出して話をする。。。そんな日になっています。
今になってみると、父の厳格さ頑固さも、私達子供のことを想ってのことと理解できるようにはなりましたが、そう思えるまでにはずいぶん時間がかかりました。
生前の父に、感謝の気持ちを伝えられていたか・・・と考えると、正直「ありがとう」の一言を素直に言えなかった自分がいます。
そんな時に、以前のブログで紹介させて頂いた「記念日証明書」に出逢い、今回、父の命日を記念日として証明書を発行していただきました。
家族みんなが、証明書をかわるがわる手に取り喜んでいるのを見て、きっと父もどこかで喜んでいてくれているのでは、、、と思うと心が温かくなるとともに、近年の目まぐるしい環境の変化による災害や様々な事情で、悲痛な思いで大切な人に想いを馳せる方もたくさんいらっしゃる事を考えると、こうしてこの日を迎えることが出来ることの幸せ、大切な人と過ごす日常の幸せを改めて実感しました。
こんな時代だからこそ、「大切な人を想い、祝う」気持ちを忘れず、あたりまえの日常がきっと戻ってくることを信じて、皆様の大切な「人生の節目の日」をお祝いするお手伝いをさせて頂きたいと思います。