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リングピローのお話

2018.09.12

日頃より八雲迎賓館のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、結婚式で登場する「リングピロー」についてお話します。

 

リングピローとは、その名の通り指輪の枕
新郎新婦様が交換する結婚指輪を、そのときまで置いておく置き場になります。

 

リングピローの始まりはなんと、古代エジプト。
エジプトでは結婚式を行う間、装飾された枕状のものに宝石などを乗せていたそうです
そして、王族に宝石等を献上する際、
直接手で渡すのは失礼なので、ピローに乗せてお渡ししていました。

やがてヨーロッパの挙式で指輪交換が行われるようになり、
指輪をピローの上に乗せて運ぶようになったのが由来だと言われています
ヨーロッパでは、リボンや縄でひとつに結ぶ事が「約束」を意味しており、
そのことで結婚を表現したのだそうです

 

 

その風習から、現在もリングピローにはリボンがついているものが多くみられます。
ほかにも最近は、四角いものやハート型のもの、飾りがついていたり
小さなウェディングベアがついていたりと、
様々な種類のリングピローがあってどれも可愛らしいですよね

 

 

では、昔のリングピローはどのような大きさだったのでしょうか?
実は今のリングピローの倍以上の大きさだったそうですよ。
小さなクッション位の大きさで、ピローの中身は羽毛を使ったものも多かったようです。

 

 

指輪をふたつ乗せるだけのために、なぜそんなに大きな
リングピローを用意していたのでしょうか。

 

実はリングピローの言い伝えの一つに、
結婚式で使ったリングピローを大切に保管し、
やがてふたりの赤ちゃんが産まれたときに
「ファーストピロー」…つまり赤ちゃんの枕として生まれてから3日間使うと、
その赤ちゃんはこれから先ずっと幸せでいられるというものがあります。

結婚式で新郎新婦が永遠の愛を誓った瞬間を一番近くで見ているリングピロー
そしてゲストからの祝福を浴びて、リングピローの中には
たくさんの愛と幸せが詰まっているのです。

そんな幸せが新郎新婦だけではなく、その後産まれてくる
赤ちゃんにまで伝わるというのは、とても素敵ですよね

 

 

また、八雲迎賓館では、神前式のなかで指輪交換を行うことができますので
白無垢や色打掛に合わせた和風のデザインもオススメです

八雲迎賓館でご結婚された先輩カップルの
パーティレポート」でも、様々なデザインのリングピローが
登場していますのでぜひご覧ください

 

 

今、リングピローの素材やデザインに迷っていらっしゃる方は、
ぜひ昔ながらの言い伝えや伝統を取り入れた
リングピローをご用意されてはいかがでしょうか?

ぜひ参考になさってくださいね。

 

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