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IZUMO GROUP 衣裳室
モードコレクション美和の中邑です。

今回は和装の三大技法(染め・織り・刺繍)の一つである
刺繍の中の「相良刺繍」についてご紹介します!

相良刺繍とは、中国三大技法の一つで生地の裏から糸を引き出して結び玉を作り、
これを連ねて模様を描き出していく技法です。
別名「玉縫い」とも呼ばれます。

実際に相良刺繍を用いた白無垢と色打掛がこちらです

写真でも伝わるように相良刺繍の重厚感と光沢のない糸を使用することで
落ち着いた上品な仕上がりとなります。
また他の刺繍のものと比べ糸が引っ掛かりにくいためどの刺繍よりも丈夫と言われているんです。

職人さんが一針一針丁寧に手作業で作り上げるためとても時間がかかりますが、
刺繍を玉結びしていく作業が「縁を結ぶ」ともされています。
見た目でも相良刺繍ならではの美しさが伝わりますが、
製作していく過程も婚礼衣装にふさわしい意味合いですよね
改めて相良刺繍の技法や意味合いを素敵だな~と感じますし、
それをみなさんに共有できるのもなんだか嬉しいです(笑)

まだまだ素敵な衣裳であったり、衣裳に込められた意味合いがたくさんあるので
またいつかのブログでご紹介したいと思います!