ゲストの笑顔を思い浮かべながら、一つひとつ丁寧に
厨房で結婚式の準備をしていると、「今日も素敵な一日になりますように」と自然と思うようになります。料理はもちろんですが、披露宴の終盤を彩るデザートブッフェも、私たち厨房スタッフにとって大切なおもてなしの一つです。
福井出雲記念館では、デザートブッフェに並ぶスイーツの多くを館内で手作りしています。
マカロン、シュークリーム、ガトーショコラなど、一つひとつ手間をかけて仕上げるのは、見た目だけでなく「おいしかった」と心から感じていただきたいからです。
マカロンは、ほんの少し焼き加減が変わるだけで食感が大きく変わります。シュークリームも、生地の膨らみやクリームの状態を見ながら丁寧に仕上げています。ガトーショコラは、しっとりとした口どけと濃厚な味わいを大切にし、焼き上がりまで細かく確認しています。
どれも決して派手な作業ではありませんが、小さな積み重ねがおいしさにつながるため、毎回気を抜くことはできません。
デザートブッフェの準備が整い、会場へ運ばれていくスイーツを見るたびに、「このあとゲストの皆様が喜んでくださるかな」と期待が膨らみます。
実際に披露宴後、「マカロンがおいしかった」「シュークリームを何個も食べてしまいました」「デザートブッフェが印象に残っています」といったお声を耳にすると、厨房での忙しさも吹き飛ぶほど嬉しい気持ちになります。
私たち厨房スタッフは、直接ゲストの皆様と接する機会は多くありません。それでも、一皿の料理や一つのスイーツには、おふたりに代わって感謝の気持ちを届ける役割があると考えています。
だからこそ、既製品ではなく、できる限り手作りにこだわり、心を込めて仕上げています。
これからも出雲グループの厨房では、一つひとつのスイーツに想いを込めながら、新郎新婦様、そして大切なゲストの皆様の笑顔を思い浮かべて仕事に向き合っていきます。
結婚式が終わった後、「料理もデザートも本当においしかったね」と思い出していただけること。それが、私たち厨房スタッフにとって何よりの喜びであり、次の一皿を作る原動力になっています。
